最近レストランやワインショップで「ヴァン・ナチュール(自然派ワイン)」という言葉をよく耳にしませんか?ラベルが個性的で可愛かったり、濁っていたりと、従来のワインとは少し違う雰囲気を持っています。「気になっているけれど、普通のワインと何が違うの?」と疑問をお持ちの方に向けて、今回は一問一答形式でナチュラルワインの秘密を紐解いていきます。
Q1. ズバリ、ナチュラルワインって何ですか?
A. 「ぶどう以外のものを極力足さず、引かない」ワインです。 実は明確な世界共通の定義はないのですが、一般的には「無農薬・有機栽培で育てたぶどうを使い、野生酵母(ぶどうの皮などに元々付着している酵母)で発酵させ、酸化防止剤(亜硫酸塩)の添加を極力減らしたワイン」を指します。ぶどうそのものの生命力をダイレクトにボトルに詰めた、昔ながらの製法に近いワインと言えます。
Q2. 味は普通のワインと違うの?
A. 驚くほど個性的で、じんわりとした旨味があります。 フィルターでろ過をしていないことが多いため、少し濁りがあるのが特徴です。味わいは「ブイヨンのような旨味」「梅紫蘇のような酸味」「紅茶のような香り」などと表現されることが多く、非常に複雑でスルスルと身体に染み込むような優しい飲み心地です。ヴィンテージ(収穫年)や開けたタイミングによって味がどんどん変化していくのも、生きているワインならではの魅力です。
Q3. 「ビオワイン」や「オーガニックワイン」とは違うの?
A. 似ていますが、厳密には少し違います。 オーガニックワインなどは、主に「畑(ぶどうの栽培方法)」が有機基準を満たしている認証ワインを指します。一方、ナチュラルワインは栽培方法だけでなく、「醸造過程(ワインを造る工程)」においても人為的な介入をしないことを重んじています。
Q4. 初心者におすすめの選び方は?
A. 「ジャケ買い」と「店員さんへの相談」が大正解! ナチュラルワインの造り手は、自由な発想でユニークなエチケット(ラベル)をデザインすることが多いです。直感で「可愛い!」と思ったものを選ぶのも楽しいですよ。また、個性的な味わいが多いので、「酸っぱすぎないものがいい」「果実味があるものが好き」など、ワインショップの店員さんに好みを素直に伝えて選んでもらうのが最も確実な出会い方です。
大地とぶどうのエネルギーを感じられるナチュラルワイン。次にワインを開ける時は、ぜひその野性味あふれる優しい味わいを体験してみてくださいね。